キャンプは学童の宝もの

学童保育で最大の行事です

ささのはクラブのキャンプは、1年間で最大の行事として取り組みます。
 異年齢の子どもたちが、体を思いっきり使って遊び、毎日いっしょにいる兄弟のような関係の中で、子ども同士の関わりを深めながら、年に応じた自立した生活をすることのできる経験を積み重ねていっています。その力を、大自然の中で思いっきり遊び、発揮してみたいと、公設の学童保育の時からキャンプに取り組んできました。
 小学生の子どもたちにとって、子どもたちの力だけでは、大自然の中での生活はできないので、親子キャンプとして行っています。たくさんのおとながいるからできる大胆な遊びや、目の前で見せてもらえるキャンプをする上での技や工夫、そしていっしょに遊んでくれるお父さんお母さんたちの楽しそうな姿は、子どもたちにとっては何ものにも替えがたい、おとなの世界への憧れや期待になって、大きな喜びになっています。

子どもが主人公

 キャンプは、学童保育での毎日の生活を基に、小学生として自立した生活を経験する場であり、チャレンジすることも大切です。

  • 親子別々のグループになり、グループ毎に行動します。子どもは、グループ毎にバンガローに泊り、生活を共にします。(もちろん指導員やおとなの人たちに見守られながら)
  • 夕食は子どもたちが作ります。頑張って作らないと夕食を食べられない(!)のです。 (事前に火起こしから何回も練習します。)
  • 手作りの竹スプーン・竹はしを作って持っていきます。
  • 荷物運び〈近いけれども自然の豊かなキャンプ場〉には、バスを降りてから、自分の足で歩き、自分の手で食料や道具を運びます。
    汗をかいて働いた後だからこそ、楽しい2泊3日を自分のものに感じられるのです。
  • みんなで考え、練習して準備したキャンプファイヤーでのスタンツの発表など。
     

楽しいことがいっぱい

 きれいな水、流れのある川での水遊び、手づかみで魚を取れる豊かな自然の残る川、虫さがし、ホタルや星を眺めたり、キャンプファイヤー・・・たくさんのお父さん、お母さんたちがいつも見守ってくれて、共に遊び、自然との付き合い方を教えてくれます。こういう機会でなければできないことを、体と心でたくさん経験できるはずです。

「清津峡キャンプ場」って

 足柄上郡萱沼 東名高速道路大井松田インターチェンジより車で10分バスの通る道から、木の間がくれに谷底に流れる川がキラキラ見えるキャンプ場の入口。そこから道をゆっくり歩いて、「緑のタイムトンネル」をくぐり抜けると、林に囲まれたキャンプ場に到着します。大きなねむの木のある竹林に面した明るい広場、炊事場の前の高い木に囲まれた広場、川への道につながる太い木に囲まれた木陰の広場、と3つの広場の周りに、40人用から6~7人用までいろいろなバンガローが建っているキャンプ場です。
 この別世界には、車も電気もガスもないけれど、すき通った川の流れ、せせらぎの音、鳥の声、静かなたき火のけむりと、・・・キャンプに行く頃には、夜になると蛍がとんで、天の川がきれいに見えます。竹・杉・雑木林に囲まれ、シカやイノシシ・タヌキ・リスなどの姿もよく見られるとのこと。
 川に下りて行くと、上流は両側が山に挟まれた谷になっていて、下流には開けた川原があります。自然の中での生活をたっぷり楽しめるキャンプ場です。